日常生活を提供する非日常空間
旅館とはどんな仕事か?
世の中には数々の商品があるものの、疲れた心身を癒す休日に必要な要素はそう多くありません
清潔な環境・美味しい食事・適温に保たれたお風呂・・・
自宅や別荘に於いてそれらを用意する手間と時間でひょっとしたら一日が終わる可能性もありますが、快適に生活するためには必要な事です
しかし、それらを自分以外の誰かが用意してくれたなら?
旅館とはつまるところ・食べる・寝る・寛ぐという当たり前の日常に内包された様々な要素を提供し、少しの演出を加えることによって”非日常”にする仕事であるといえます
人が生きていく上での経済活動は様々ありますが、旅館業に於いても細分化すれば接客、調理、清掃、建築、設備、経理、経営等々多岐に亘ります
相互に影響を与え合うこれらの要素を高度にバランスさせることにより”旅館”として昇華させることこそが、我々が顧客から求められる仕事であると考えます